睡眠時無呼吸症候群の合併症
睡眠時無呼吸症候群の合併症には、
高血圧・糖尿病・脂質異常・心疾患・脳卒中
などの怖い病気たくさん潜んでいます。
睡眠時無呼吸症候群の
患者さんには特に高血圧の方が
多い様に思います。
なぜ睡眠時無呼吸症候群が原因で高血圧になるの?
・無呼吸の後の呼吸再開時
・頻繁に繰り返される覚醒反応(無呼吸のたびに苦しくて脳が目覚めてしまう現象)
によって、夜でも交感神経が興奮し、
血圧が高いままの人が多く
その血圧が朝起きて日中まで
引きずってしまい、
一日中高いままの人も多いようです。
そうすると、高血圧はもちろん、
心臓にも負担がかかってきて
心臓病や脳卒中などの
脳血管障害も引き起こしやすくなるわけです。
高血圧の中には治療抵抗性高血圧
(薬を服用していても血圧値が高い・
高血圧薬が効かない)
・早朝高血圧の方の病気の
原因の一つに
睡眠時無呼吸症候群が挙げられます。
特に治療抵抗性高血圧の
患者さん(すべての患者さんではありません)が
睡眠時無呼吸症候群の
合併症は83~85%程度だったという結果が、
ある調査で
でたようです。
もし治療中なのに血圧が高かったり、
いびき・無呼吸を指摘されるなど
睡眠時無呼吸症候群の症状が
ある方は一度相談されるとイイかと思います。
睡眠時無呼吸症候群の人が
高血圧を発症するリスクは健康の約2~3倍あると
言われています。
危険な事はたくさん、
正確に治療していきましょう。