株式用語 さ行

 


サイコロジカル指数 さいころじかるしすう
【解説】 相場の過熱度を判断する指標。過去12日間のうち、株価の上がった日数の割合を出します。75%以上なら相場は過熱気味。やがて投資家は弱気になって、株価も下がるだろうと判断されます。25%程度なら相場は底値圏。今後は上昇していくと期待されます。
【用例】 サイコロジカル指数には、投資家心理が反映されている。
 
裁定取引 さいていとりひき
【解説】 先物と現物の価格差を利用した取引。安い市場で買い、高い市場で売って利益を出すような取引です。裁定取引は、主に投資信託や年金の運用者が、リスクを避けるために行うものです。個人投資家が行うことはめったにありません。(=サヤ取引)
【用例】 裁定取引の解消による売りが大量に出た。
 
材料 ざいりょう
【解説】 株価を動かすネタ。新技術や新商品の開発、世の中の動きなど、材料となるネタはいろいろあります。株価を上げるようなネタは「好材料」、株価を下げるようなネタは「悪材料」と呼ばれます。
【用例】 材料が乏しかったため、市場での商いも少なかった。
 
材料株 ざいりょうかぶ
【解説】 株価が上がるようなネタを持っている銘柄。新商品を開発した企業や、大幅な利益が見込まれる企業などです。
【用例】 市場では材料株の物色が続いている。
 
材料出尽し ざいりょうでつくし
【解説】 株価の動きに影響するような材料が発表されても、市場が反応しない状態。材料が公表される前に、投資家の間ですでに広まってしまった場合に、「材料出尽し」となります。
【用例】 A株は材料出尽しと受け止められ、値を下げた。
 
先物取引 さきものとりひき
【解説】 将来のある決まった時点に、あらかじめ定めた値段で商品を取り引きすると約束しておくこと。取引の最終日が来ないうちに、転売したり、買い戻したりして、決済する場合もあります。
【用例】 ニューヨークの小麦先物取引市場は、年初以来の高値になった。
 
差金決済 さきんけっさい
【解説】 実際に株券などの現物をやり取りせずに、売買代金の差額の受け渡しによって決済すること。売値と買値から利益や損失を計算し、その差額を決済します。代表的な差金決済としては、株価指数先物取引があります。
【用例】 通貨先物取引などは、差金決済で取り引きされる。
 
指値注文 さしねちゅうもん
【解説】 希望した値段で取り引きするように、株式の売買注文を出すこと。希望の売値または買値のことを指値といいます。指値注文は、希望通りの値段で売買できるという反面、値動きが激しいときには、売買が成立しない場合もあります。
【用例】 1200円で指値注文したが、取引は成立しなかった。
 
サヤ さや
【解説】 株価や金利などの差額。なお、取引所間での差額を利用して、利益  を得る取引のことを「サヤ取り」といいます。「サヤ取り」は高度  な市場判断が必要になるため、初心者には難しい取引です。
【用例】 買付価格よりも売却価格の方が安くなり、逆ザヤが生じた。
 
ザラバ方式 ざらばほうしき
【解説】 売り手と買い手の間で値段の折り合いがついた順に、取引を成立させていく売買方式。時間優先と価格優先の原則に基づいて売買されます。その日最初の取引から午前中の取引終了まで、そして午後最初の取引から、その日の取引終了まではザラバ方式で売買され、この間の取引のことをザラバといいます。<反>板寄せ方式
【用例】 11時に買い注文を出したため、ザラバ方式で処理された。
 

 


シーズンストック しーずんすとっく
【解説】 季節によって株価が影響を受ける銘柄。ビールやエアコンなど季節商品を作っている企業やその関連会社の株のことです。特に、商品が出回る前に株価が上昇し、最盛期には下落する場合が多いです。
【用例】 猛暑の影響で、シーズンストック株は上昇傾向にある。
 
CP しーぴー
【解説】 企業が資金調達のために発行する約束手形。2週間〜9カ月という短い期間で発行できるため、企業にとっては、銀行を通さずに短期資金を調達できる有効な手段です。発行額面は1億円以上、しかも無担保なので、信頼度の高い企業しか発行できません。買い手は主に機関投資家や一般企業です。<補>CPとは、CommercialPaper(コマーシャル・ペーパー)の略。
【用例】 銀行の貸し渋り対策として、CPを発行する企業が増えた。
 
J30 じぇいさんじゅう
【解説】 毎日新聞社が1998年に開発した株価指標。日本を代表する企業30社を選び、その株価を平均した値です。日本経済の実態をより的確に反映する指標として開発されました。毎日新聞では、J30の動きを毎日発表しています。<補>J30とは、JAPAN30の略。
【用例】 本日のJ30は、前日比10円30銭安で午後の取引を終えた。
 
塩漬け しおづけ
【解説】 値下がりした株を売らずに持ち続けること。一般的には、見通しがはずれ、値下がりした株をしかたなく持ち続けることをいいます。「塩漬け」にならないうちに、見切りをつけて売却することが大切です。将来の値上がりを見越して、あえて持ち続けることをさす場合もあります。
【用例】 バブル期に購入したA株は、いまだに塩漬けの状態だ。
 
時価総額 じかそうがく
【解説】 株式市場が決めた企業価値のこと。各企業の時価総額は、その企業の株式の時価に発行株数をかけて出します。この数字は、市場によって評価された各企業の価値であると考えられます。また、市場全体の時価総額は、上場企業の時価総額を合計したもので、株式市場全体の規模を表します。
【用例】 東証の時価総額は、バブル最盛期の半分以下に落ち込んでいる。
 
直取引 じかとりひき
【解説】 投資家と投資家の間で、直接株式を売買すること。証券会社を通さない取引です。(=場外取引)<反>媒介取引
【用例】 直取引は、手数料がかからないのがメリットだ。
 
時価発行 じかはっこう
【解説】 既に市場で売買されている株式の時価を基準として、新株の発行価格を決める増資方法。額面よりも時価が上回っていれば、発行価格が高くなり、資金をたやすく調達できます。企業側にメリットの大きい増資方法です。<反>額面発行
【用例】 バブル期以降、時価発行で増資を行う企業は減少している。
 
時間優先の原則 じかんゆうせんのげんそく
【解説】 同じ値段で注文が出されている場合、先に出されたほうが、後に出された注文よりも優先されるという原則。なお、その日の取引開始前に出されている注文については、全て同じ時間に出された注文とみなされます。
【用例】 同じ価格の注文が出された場合は、時間優先の原則になる。
 
仕切る しきる
【解説】 顧客からの注文に対し、取引所を通さずに証券会社が相手となって  売買すること。注文数に応じて、時価で買い取ったり、手持ちの証  券を売却したりして処理します。また上場株の場合は、単位株に満  たない端株についてのみ、仕切り売買が認められています。
【用例】 通常の場合、株を仕切って売買することは禁止されている。
 
自己資本 じこしほん
【解説】 金融機関からの借入金などを除いた資本のこと。自己資本は、資本金、利益準備金(債務者を保護するための積立金)、有価証券含み益(決算時の株価の値上がり益)などから構成されます。<反>他人資本、負債
【用例】 自己資本の割合で、経営の健全度や体力を測ることができる。
 
自己資本比率 じこしほんひりつ
【解説】 企業の総資産(株主資本+他人資本)に占める自己資本の割合。自己資本は返済義務がないため、自己資本比率が高い企業ほど、経営が安定しているといえます。(=株主資本比率)
【用例】 金融機関の破綻が相次ぎ、自己資本比率の規制が厳しくなっている。
 
自己資本比率規制 じこしほんひりつきせい
【解説】 証券会社の経営が健全かどうかを示す指標。証券会社の自己資本比率規制は、証券取引法によって基準が決められています。倒産などに備えて、一定の水準以上に保っておかなければいけません。決算時には新聞などに掲載されるので、証券会社を選ぶ際の参考にしましょう。
【用例】 B証券は、自己資本比率規制600%でトップクラスだ。
 
自己売買 じこばいばい
【解説】 証券会社が自らの計算と思惑で、株式をはじめ有価証券を売買する  こと。なお、不正な取引が行われないように、証券取引法で取引の  基準が決められています。
【用例】 証券会社の自己売買部門による売りが続き、相場は下げ基調だ。
 
しこり しこり
【解説】 株価が上昇したものの、予想外に売り注文が出て下落し、売るに売れなくなった株が大量に残っている状態。株価は、過去の高値近くまで上がっていることが多く、それ以上の値上がりはあまり期待できません。身動きがとれない株を「しこり玉」といいます。
【用例】 しこりが解消されたようで、A社の株はやっと値上がりしてきた。
 
資産株 しさんかぶ
【解説】 資産として持ち続ける価値のある株。業績が安定しているため、長期に渡って持っていると、配当などの安定した利益を期待できます。短期間で急激な値上がりを期待する株ではありません。
【用例】 資産株は、インフレ時に特に人気が出るという特徴がある。
 
自社株買い じしゃかぶがい
【解説】 企業が自ら発行した株式を購入すること。ストックオプション(社員などが特定の価格で購入できる権利)に利用するほか、1株当たりの利益を上げるために実施することが多いです。日本では長い間、債権者保護の立場から原則的に禁止されていましたが、平成6年10月より規制緩和され、自社株買いができるようになりました。
【用例】 M&A対策のため、企業間では自社株買いが盛んになってきた。
 
市場 しじょう
【解説】 株式や債券などの取引が行われるところ。株式の場合は、証券取引所と店頭市場で取り引きされます。(=マーケット)
【用例】 有名アナリストが株式市場の行方を予想した。
 
市場性 しじょうせい
【解説】 人気があり、出来高の多いこと。発行済み株式数が多く、取引の多い株に対して、「市場性がある」といいます。
【用例】 C株は市場性が高いので、すぐに商いが成立する。
 
地相場 じそうば
【解説】 それぞれの銘柄にふさわしい株価水準のこと。株価が一時的に上がり過ぎたり下がり過ぎたりしても、時間が経過して企業の業績などが市場に浸透してくると、銘柄にふさわしい水準に落ち着きます。このように株価が安定することを「地相場になった」といいます。
【用例】 業績好調が伝えられ、暴騰したC株も地相場になりつつある。
 
下支え したざさえ
【解説】 株価が下がってきている場合、政府などが値下がりを食い止めること。大量の買い注文を出すことによって、株価が水準以下まで下がるのを防ぎます。(=買い支え)
【用例】 公的資金による下支えが入り、後場から急反発した。
 
下値 したね
【解説】 現在ついている値段よりも低い株価。たとえば500円の株ならば、499円以下を「下値」といいます。さらに値下がりしそうなときには、「まだ下値がある」といいます。<反>上値
【用例】 NY株も大幅に下げ、ここ数日は下値模索の展開が想定される。
 
しっかり しっかり
【解説】 相場(株価)が上向きで、下がる気配のない状態。たとえば、500円の株価が10円ほど値上がりしたときに使われます。相場(株価)がわずかに上向きの状態は、「小じっかり」といいます。(=堅調、上伸)<反>軟調
【用例】 景気の波に左右されにくい食品、薬品株もしっかりの展開。
 
指定替え していがえ
【解説】 同じ取引所内で、銘柄の上場している市場が変わること。2部から1部への昇格や、1部から2部への降格があります。2部銘柄が一定の条件を満たすと1部に昇格されますが、逆に、1部銘柄が株式数や売上高を減少させてしまうと2部へ降格されます。
【用例】 今期業績が好調なC社は、1部に指定替えとの見通しだ。
 
仕手株 してかぶ
【解説】 株価の値上がりを目的に、仕手によって大量の資金をつぎこまれる株。「仕手」とは、相場を動かし利益を得ようとするプロの投資家です。仕手株は、仕手集団の考え次第で値が動くことから、値段が急上昇したあとに急降下するなどの派手な動きが展開されます。最近では、証券取引の監視が強化されたために、仕手株は減ってきています。
【用例】 仕手株はハイリスク&ハイリターンなので、初心者向きでない。
 
品薄 しなうす
【解説】 市場に出回っている株(浮動株)が少ない状態のこと。発行数そのものが少ない場合と、発行数は多くても実際に取り引きできる株数の少ない場合とがあります。人気の高い株は品薄となって、株価は上昇します。
【用例】 IT関連のA株に人気が集まり、品薄状態が続いている。
 
地場証券 じばしょうけん
【解説】 地元に根付いて営業活動をしている中小の証券会社。全国規模の大手や準大手、中堅の証券会社と対比して使われます。株式市況などで「地場証券」という場合は、取引所付近の中小証券会社を指すことが多いです。<反>大手証券
【用例】 地場証券で今月発行の国債を購入した。
 
資本金 しほんきん
【解説】 企業が事業活動を行うための基本的な資金。株主が提供した資金などによって構成されます。
【用例】 A社とB社は共同出資によって、資本金10億円の新会社を設立した。
 
JASDAQ じゃすだっく
【解説】 コンピュータによる店頭市場の売買システムの通称。日本の店頭株の取引をよりスムーズにするために導入されたオンラインシステムです。このシステムによって、企業情報をリアルタイムで入手できるようになり、店頭株の売買がスピーディーに行われるようになりました。<補>JASDAQとは、JapanSecuritiesDealersAssociationQuotationSystem(株式店頭市場機械化システム)の略。
【用例】 JASDAQの値上り銘柄をiモードでチェックする。
 
週足 しゅうあし
【解説】 1週間の株価の動きを1本のローソク足で表したもの。ローソク足は、4つの株価(始値、高値、安値、終値)をもとに作られるチャートです。(=週足チャート)
【用例】 週足は、短期の投資判断に利用されることが多い。
 
収益分配金 しゅうえきぶんぱいきん
【解説】 投資信託における配当金。運用によって得られた利益から経費などを差し引いた金額を、分配方針に基づいて、投資信託の購入者に分配します。全額が分配されるもの、まったく分配されないもの、分配金が投資に使われるものなど、種類によって異なります。
【用例】 中期国債ファンドは、収益分配金を元本に再投資するタイプだ。
 
需給相場 じゅきゅうそうば
【解説】 投資家が意図的な大量の買い注文や売り注文を出すことによって、  相場が大きく動くこと。企業の業績や為替、金利の動きとはあまり  関係なく動きます。需給相場の例として、外国人投資家の買い注文  によって、ある銘柄の株価が急に上がる場合などが当てはまります。
【用例】 B株の動きは、外人投資家の急増で形成された需給相場だった。
 
出世株 しゅっせかぶ
【解説】 企業の業績内容が良くなったことや、市場の人気が回復したことで見直され、大幅に値上がりした株。さらに、これからも良い業績の続くことが見込まれる銘柄を出世株候補といいます。
【用例】 ネット事業にも乗り出したA社は、出世株として注目されている。
 
取得価格 しゅとくかかく
【解説】 株式などの有価証券を購入したときの価格。通常は、価格そのものを指しますが、手数料や税金などを加えて取得価格とする場合もあります。
【用例】 C株の取得価格は、980円だった。
 
主力株 しゅりょくかぶ
【解説】 人気があって、相場をリードするような銘柄。主力株が活発に取り引きされると、市場全体に活気が出ます。
【用例】 主力株に買い注文が集中した。
 
順張り じゅんばり
【解説】 市場の人気が高く上げ相場のときに株を買ったり、人気がなく下げ相場のときに株を売ったりすること。上げ相場のときに買って、すぐに売却すれば利益を期待できます。ただし、最も高い値段で買ってしまう場合もあるため、相場の流れをつかむことは大切です。<反>逆張り
【用例】 順張り投資では、過去の高値と安値のチェックが必要だ。
 
証券市場 しょうけんしじょう
【解説】 企業が資金を調達するための市場。発行市場と流通市場とに分けられます。発行市場は、新しく発行する株式のための市場、流通市場は発行済みの株式が投資家の間で取り引きされる市場のことです。(=資本市場)
【用例】 証券市場の活性化を促進する税制改正が期待されている。
 
証券総合口座 しょうけんそうごうこうざ
【解説】 銀行の総合口座にあたる証券会社の口座。株式や投資信託の売買だけでなく、クレジットカード利用代金の自動引き落としも可能です。今後は、公共料金の引き落としや、給与、年金の自動振り込みサービスも導入される見込みです。銀行の普通預金に相当する部分は、MRFや中期国債ファンドを中心に1円単位で運用されます。
【用例】 証券総合口座はクレジットカードの決済にも使える。
 
処分売り しょぶんうり
【解説】 値下がりしてしまった株について、損を承知で売りに出すこと。決算期の3月に、少しでも利益を計上するために、盛んに行われます。その他、倒産危機に陥った企業においても、処分売りが多く見られます。
【用例】 業績悪化が伝えられたB社の株は、処分売りが続いている。
 
ジリ高 じりだか
【解説】 相場(株価)がじわじわと上がっていく様子。ジリ高になってきたら、売るタイミングを逃さないように、相場の動きに注目しましょう。<反>ジリ安
【用例】 海外企業との提携のうわさが流れ、A社の株価はジリ高になった。
 
ジリ安 じりやす
【解説】 相場(株価)がじわじわと下がっていく様子。ジリ安になってきたら、買うタイミングを逃さないように、相場の動きに注目しましょう。(=ジリ貧)<反>ジリ高
【用例】 ナスダック指数が下落した影響で、日本の相場もジリ安だった。
 
新株 しんかぶ
【解説】 増資や合併などによって、新たに発行された株式。新株に対して、元々の株は親株(旧株)といいます。期の途中で発行された新株は、次の決算期までの日数が親株よりも少ないため、配当の持ち分は親株ほどありません。したがって、株価にも差が生じます。決算期を過ぎると、親株と新株の値段は同じになります。(=子株)<反>親株、旧株
【用例】 株主総会で、新株引受権の条件が確定した。
 
申告分離課税 しんこくぶんりかぜい
【解説】 他の所得と分離して課せられる税金。株式売却時にかかる税金は申告分離課税で、株式に関わる年間の損益に対して、20%(所得税15%、住民税 5%)が課せられます。年間を通して損が多い場合は、税金を支払う必要はありません。
【用例】 株で損をした時は、申告分離課税を選ぶのが得策だ。
 
新高値 しんたかね
【解説】 今までについたことのない高い株価。通常は、上場以来の高値をいいます。また、4月から翌年の3月までの間、最も高い株価がついたときにも、「新高値」という場合があります。新聞の株式欄で使われる「新高値」は、その年の決算までの高値を意味し、白抜きの数字で掲載されます。<反>新安値
【用例】 IT関連のA株が、再び新高値を更新した。
 
信託期間 しんたくきかん
【解説】 投資信託を契約してから満期までの運用期間のこと。投資信託約款に基づいて設定されています。オープン型投信の中には、信託期間が無期限のものもあります。
【用例】 この投信の信託期間は、10年に設定されている。
 
信託報酬 しんたくほうしゅう
【解説】 投資信託(ファンド)の運用・管理にかかる費用。投資信託の購入者が負担しますが、直接支払うものではありません。投資信託の資金から自動的に差し引かれています。投資信託委託会社・受託銀行・証券会社が、それぞれの業務の報酬として受け取ります。報酬の割合は商品の種類によって異なるので、受益証券説明書や運用報告書を確認しましょう。
【用例】 信託報酬は、ファンドごとに一定の率が決められている。
 
新安値 しんやすね
【解説】 今までについたことのない低い株価。通常は、上場以来の安値をいいます。また、4月から翌年の3月までの間、最も安い株価がついたときにも、「新安値」という場合があります。新聞の株式欄で使われる「新安値」は、その年の決算までの安値を意味し、白抜きの数字で掲載されます。<反>新高値
【用例】 日経平均が新安値をつけた後、午後から買いが入り始めた。
 
信用取引 しんようとりひき
【解説】 証券会社からお金や株を借りて、一定の期間内に売買する取引。約定代金の3割程度の保証金を証券会社に担保として預けることで、手持ちの金額よりも大きな取引が可能となります。期限が来れば、たとえ損をしても返済しなければいけません。<反>現物取引
【用例】 信用取引には、相場の動きに対する知識と経験が必要だ。
 

 


据え置き すえおき
【解説】 配当率が前回の決算期と変わらないこと。配当は、企業の利益の動向をほぼ反映します。業績好調の場合には配当金を増やし、業績不振の場合には減額します。
【用例】 A社は、増収増益にもかかわらず、配当金が据え置きとなった。
 
ストックオプション すとっくおぷしょん
【解説】 従業員が自分の会社の株を買える権利。ストックオプションを取り入れている企業では、従業員は、企業があらかじめ決めた値段で、自社の株を買うことができます。企業の株価が上がれば、従業員自身の財産が増えることになり、社員の士気も高まります。最近では、導入する国内企業も増えています。(=自社株購入権)
【用例】 自社株が上がってきたので、ストックオプションを行使した。
 
ストップ高 すとっぷだか
【解説】 決められている変動幅まで、株価が上がる状況。1日の取引における値動きには、株価ごとに制限があります。たとえば900円の株の場合、変動幅は100円に制限されているため、1000円まで上がると、それ以上取引をすることはできなくなります。これがストップ高。変動幅が決まっているのは、株価が大きく動きすぎて、購入者が大損しないようにするためです。<反>ストップ安
【用例】 米企業との合併報道に注目が集まり、A社はストップ高となった。
 
ストップ安 すとっぷやす
【解説】 決められている変動幅まで、株価が下がる状況。1日の取引における値動きには、株価ごとに制限があります。たとえば900円の株の場合、変動幅は100円に制限されているため、800円まで下がると、それ以下の値段がつけられない仕組みになっています。これがストップ安。変動幅が決まっているのは、株価が大きく動きすぎて、購入者が大損しないようにするためです。<反>ストップ高
【用例】 減収減益と噂されるB社の株価は、3日連続のストップ安だ。
 
ストラテジスト すとらてじすと
【解説】 どの市場、どの商品にどれくらい投資すればよいか、投資戦略を立てる専門家。経済や企業の動向などを様々な情報から分析し、効率よい投資戦略を練って、ファンドマネジャーに提案します。主に、証券会社や投資顧問会社に勤務しています。
【用例】 ストラテジストの企業分析は、投資する際の目安になる。
 

 


成長株 せいちょうかぶ
【解説】 将来、値上がりが期待できる株。特に、時代の先端をいく分野で、めざましい活躍を遂げている企業のことをいいます。
【用例】 成長株の購入は、長期投資のスタンスが必要だ。
 
整理ポスト せいりぽすと
【解説】 倒産などによって上場廃止の決まった銘柄が、一時的に売買される場所。すぐに上場廃止にすると、その銘柄を持っている投資家が株券の処理に困り、市場も混乱します。このため廃止までの売買の場所として、整理ポストが設置されます。原則として1カ月間設置された後、上場廃止になります。
【用例】 整理ポストの銘柄を買うには、リスクが大きすぎる。
 
ゼロ金利政策 ぜろきんりせいさく
【解説】 企業が銀行からお金を借りやすくするために日本銀行が行っている政策。銀行同士がお金を貸し借りする場合に金利をゼロにするというものです。これによって企業は低い金利でお金を借り入れて、設備投資にお金をまわすことができます。
【用例】 ゼロ金利政策により、預金金利も最低水準となった。
 
先駆株 せんくかぶ
【解説】 上げ相場のときに他よりもいち早く値上がり始め、市場全体をリードする株。投資家の人気を多く集めている株が先駆株となるケースが多いです。最近では、情報通信・インターネット関連などのIT株が先駆株の代表です。
【用例】 先駆株の上昇が引き金となり、日経平均も500円高となった。
 
前場 ぜんば
【解説】 午前中の取引。1日の取引には、午前中に行われる取引(前場)と、休憩をはさんで午後の取引(後場)があります。ほとんどの場合、前場は午前9時から11時までの取引です。大証の一部銘柄に限って、午前8時50分から始まることがあります。<反>後場
【用例】 前場は、前週末比120円高で取引を終えた。
 
前引け ぜんびけ
【解説】 午前中の最後の取引。あるいは、取引終了時の株価のこと。前引けは、午後の取引の予想を立てる際に目安となります。たとえば、前引けが下がり調子であれば、午後の取引も下げ気味だろう、などと判断します。その日の最後の取引は、「大引け」です。
【用例】 午前中もみ合いが続き、前引けは9〜11円安となった。
 

 


増資 ぞうし
【解説】 新しく株式を発行して資本金を増やすこと。企業が行う資金調達方法のひとつです。新株の購入者を広く一般から募集したり、株式分割によって市場に出回る株の数を増やしたりして、増資を行います。<反>減資
【用例】 昨年A社は、資本金1600万円に増資した。
 
総資産 そうしさん
【解説】 企業が所有している財産の総合計。お金などの流動資産や、土地、機械、店舗などの固定資産、そして実用新案権、借地権などの無形固定資産、これら全てを含んだ資産のことです。
【用例】 A社の総資産は、今期10兆円を超える見込みだ。
 
そこ
【解説】 相場の中で一番安いと思われる値段の範囲。大底とは、過去においても一番安いと思われる相場のことです。<反>天井
【用例】 A社の株価は下降気味なので、底で購入できるチャンスだ。
 
底固め そこがため
【解説】 下げ相場が止まった後、安い値段での小幅な動きが続いている状態。相場が上昇していくまでの準備段階です。小幅な値動きの間に悪材料がすべて出尽くすと、相場は確実に上向いていくと予測されます。(=底値たんれん)
【用例】 A社の株価は、現在底固めの位置にある。
 
底値 そこね
【解説】 株価の最も安値の状態。それ以上は値下がりしないと思われる株価水準です。
【用例】 A株は底値を模索中だ。
 
損益分岐点 そんえきぶんきてん
【解説】 売上と、売上のためにかかった費用とが一致し、利益も損失も出ない状況。損益分岐点を上回れば利益が出ることになります。損益分岐点が低い企業は、売上が少なくても利益を出せるような採算性の高い企業です。(=ブレーク・イーブン・ポイント)
【用例】 不況の影響で、損益分岐点を見直す企業が増えている。
 
損切り そんぎり
【解説】 持っている株が値下がりしたときに、損を承知で売却すること。いつまでも持っていても、損失が拡大する場合もあるので、ときには思い切って売却することも必要です。(=見切り売り)<反>利食い売り
【用例】 A社の不祥事が問題となり、機関投資家の損切りが止まらない。
 
損失補てん そんしつほてん
【解説】 大口の顧客が株取引によって損をした場合、その損失分を証券会社が穴埋めすること。株券を買い取ったり、上場されていない債権を格安で譲渡したりなどの方法をとります。バブル崩壊後、証券会社による損失補てんが多数発覚し、証券不祥事として問題になりました。このため、平成4年に証券取引法で禁止されました。
【用例】 C証券は1億円にのぼる損失補てんを行っていたことが発覚した。
 

 

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