株式用語 か行

 


外貨建てMMF がいかだてえむえむえふ
【解説】 米ドルやユーロなど、日本円以外で運用される公社債投資信託。高い格付けの公社債を中心に運用するため、比較的安全性が高いといわれています。いつでも換金できるので、急激な為替の動きに対応できるのも特徴です。投資信託なので元金は保証されていません。
【用例】 外貨建てMMFは、米ドル建てが主流だ。
 
買い気配 かいけはい
【解説】 買い注文が集中して、値段がつかない状態。将来見込みのある株が上場されたとき、買い気配になる場合が多いです。<反>売り気配
【用例】 今日の相場は買い気配からスタートした。
 
外国株 がいこくかぶ
【解説】 欧米など33ヶ国の市場で売買されている株。証券会社が顧客からの注文を受けて、直接海外の市場で取引をします。現地通貨建てなので、株価の動きと共に為替の動向にも注意が必要ですが、豊富な銘柄の中から投資対象を選べるのが特徴です。
【用例】 外国株の売買には、タイムリーな情報収集が必要不可欠だ。
 
外国人投資家 がいこくじんとうしか
【解説】 日本の株式市場に投資している外国の機関投資家。活発な投資家として、国内にある外資系企業や、アメリカの年金基金、ヘッジファンドなどが有名です。バブル期以降、日本の株式市場に多く投資するようになったため、株価にも大きな影響を与えています。
【用例】 立会い開始直後から、外国人投資家が大量の買い注文を出した。
 
外国部 がいこくぶ
【解説】 1973年から東証に設けられた市場。海外の優良企業、約40社あまりが上場されています。株価は円に換算され、注文の出し方や配当の受け取り方など、日本の上場株と同じように扱うことができます。
【用例】 東証外国部への上場銘柄は、減少傾向にある。
 
会社型投資信託 かいしゃがたとうししんたく
【解説】 投資信託自体が会社の形態をとっているもの。投資を目的とした会社(投資会社)を設立し、株券を発行します。一般投資家は投資会社の株主になることで、運用益を配当として受け取ることができます。特にアメリカで普及していますが、日本でも平成10年の制度改正により解禁されました。<反>契約型投資信託
【用例】 会社型投資信託に投資すると、株主総会での発言権が得られる。
 
会社四季報 かいしゃしきほう
【解説】 詳しい企業内容が掲載された情報誌。年に4回発行され、上場・店頭企業の資本金、売上高、従業員数など基本的な情報が記されています。株主の構成、業績見通しなども掲載され、投資家のバイブルともいえる存在です。同様の情報誌である「日経会社情報」と比べると、会社四季報の場合は、編集部独自の予想も掲載しているのが特徴です。
【用例】 最近では、会社四季報のCD-ROM版も人気がある。
 
買いたい弱気 かいたいよわき
【解説】 相場が上向きであるにもかかわらず、値下がりを暗示するような発言をすること。買うチャンスを逃してしまった機関投資家がよく使う手口です。少しでも安く買いたいため、「これ以上株価は上がらないだろう」とか、「経営の先行きが不透明だ」などと発言します。<反>売りたい強気
【用例】 アナリストの発言は買いたい弱気とされ、市場は反応しなかった。
 
買い疲れ かいづかれ
【解説】 値上がりを期待して株を購入したものの、思ったほど上がらず、買う意欲が薄れてしまうこと。市場に買い疲れ感が出てくると、一時的に株価が下がり始めます。注目銘柄であっても買い疲れ感から値下がりすることもあるので、株価の動きは日々チェックしましょう。
【用例】 買い疲れ感が出てきたハイテク株は、もう少し下がりそうだ。
 
乖離率 かいりりつ
【解説】 転換社債の時価がパリティよりも何%高いか低いかを示した指標。プラスならば、転換社債が株価に対して割高、マイナスならば割安と判断できます。乖離率(%)=(転換社債の時価−パリティ)/(パリティ)×100
【用例】 乖離率が小さい転換社債は、株価との連動性が高い。
 
価格優先の原則 かかくゆうせんのげんそく
【解説】 同じ銘柄に対して注文が出されたとき、売りたい場合は、最も値段の低い注文が優先され、買いたい場合は、最も値段の高い注文が優先されるという原則。証券取引所で売買注文を処理する際の重要なルールです。
【用例】 取引所での売買は、価格優先の原則をとっている。
 
格付け かくづけ
【解説】 債券がどの程度安全なのかを示すランク付け。一番上のランクは、AAA(トリプルエー)で、元本や利金の支払いの確実性がとても高いことを表しています。格付けは、投資する際の判断材料のひとつです。
【用例】 社債を購入するときは、格付けもチェックしよう。
 
格付け機関 かくづけきかん
【解説】 企業が発行する債券の安全度を評価する会社。大蔵省から指定を受けており、現在日本に9社あります。主な格付け機関として、ムーディーズやスタンダード・アンド・プアーズなど。企業が日本で債券を発行するときには、格付けの取得が条件となっています。
【用例】 格付け機関は、A社の債券ランクを下げた。
 
確定給付型年金 かくていきゅうふがたねんきん
【解説】 将来もらえる金額が、あらかじめ決まっている年金。その金額に合わせるために、掛け金を増減するしくみになっています。厚生年金や国民年金などの公的年金が、確定給付型年金の代表例です。<反>確定拠出型年金
【用例】 多くの企業では、確定給付型年金の財政が深刻化している。
 
額面 がくめん
【解説】 株券に印刷されている1株当たりの金額。企業が株式を発行する際に決める値段で、額面50円の株式が一般的です。最近では、NTTやJR東日本など額面5万円の株も増えてきています。また、株式数のみ印刷され、額面が印刷されていない「無額面株」というものもありますが、株主の権利は額面付きの株式と同じです。
【用例】 経営破たんが明るみになり、A社の株価は額面割れした。
 
カバードワラント かばーどわらんと
【解説】 一定の期日に、一定の価格で株式を売買する権利を証券にしたもの。ハイリスク・ハイリターン型のデリバティブ(金融派生)商品のひとつです。最新の金融商品ということで個人投資家にも注目され始めていますが、高度な市場判断が必要になるため、初心者には難しい取引です。
【用例】 カバードワラントは、株よりも値動きが激しい。
 
株価コード かぶかこーど
【解説】 銘柄を識別するための4桁の番号。株価や企業情報を調べるときに使われます。株価コードは「会社四季報」や「日経会社情報」などで調べることができます。名前の似た銘柄は、株価コードで売買注文を出せば、注文間違いを防ぐことができます。(=銘柄コード)
【用例】 A社の株価コードは9999である。
 
株価指数先物取引 かぶかしすうさきものとりひき
【解説】 日経平均株価やTOPIXなど、株価指数を売買の対象とした先物取引。売り値と買い値から利益や損失を計算し、その差額で決済します。株券のやり取りはありません。高度な市場判断が必要になるため、初心者には難しい取引です。
【用例】 株価指数先物取引を積極的に利用した投資信託もある。
 
株価レーティング かぶかれーてぃんぐ
【解説】 株価の格付け。証券会社や研究機関のアナリストが、個別の銘柄の動きを予測して発表しています。日経平均株価やTOPIXなどの指標の動きと比べて、株価の動きが上回るか下回るかを予測するものです。株価レーティングが、株価に影響を与えることもあります。
【用例】 大幅な増益により、B社の株価レーティングが引き上げられた。
 
株式移転 かぶしきいてん
【解説】 単独またはいくつかの企業によって設立された親会社が、その子会社の株式を100%保有する制度。子会社の株主は、今まで保有していた株式を全て親会社に移転させ、その代わりに親会社の株主となることができます。この制度により、持株会社の設立が今までより容易にできるようになりました。
【用例】 株式移転により、都銀3行が親会社を共同設立した。
 
株式公開基準 かぶしきこうかいきじゅん
【解説】 証券取引所で株式を公開するための審査基準。各取引所ごとに、公開条件は多少異なります。一般的な審査項目として、発行株式数、株主構成、資本金など。最近では、ベンチャー企業のために公開基準を緩やかにした「東証マザーズ」や「ヘラクレス」などの市場が登場してきています。
【用例】 株式公開基準が緩やかな市場なら、赤字企業でも上場可能だ。
 
株式投資信託 かぶしきとうししんたく
【解説】 株式を運用対象に組み入れている投資信託。株式を組み入れる比率の違いや投資対象となる株式の違いによって、いろいろな種類の商品があります。株式を組み入れることで株価の上昇による高い利益を期待できますが、下落によるリスクもあります。なお、投資信託なので元金は保証されていません。
【用例】 余裕資金を株式投資信託で運用する。
 
株式分割 かぶしきぶんかつ
【解説】 発行済みの株式をいくつかに分けることによって、株式の数を増やすこと。資本金や株主の権利、株主の持ち分が変わることはありません。株価がつり上がってしまった場合、株式を分割することによって、株価を下げることができます。結果的に、市場でも取引しやすくなります。
【用例】 A電機は、1株を1.5株に株式分割すると発表した。
 
株主資本 かぶぬししほん
【解説】 貸借対照表の資本の部を合計した数値。企業が株式市場から調達した資本金、不測の事態に備えて積み立てている法定準備金、そして剰余金から成り立っています。株主から集めた資金が中心のため、株主資本と呼ばれます。(=自己資本、純資産)
【用例】 株主資本の割合が高い企業ほど、経営が安定していると言える。
 
株主総会 かぶぬしそうかい
【解説】 企業が株主を集めて、業績や今後の運営方針などについて報告する会議。年に1回、3月決算の企業であれば6月に行われ、総会での決定事項が今後の経営に反映されます。株主であれば、誰でも総会に出席して意見を述べることができます。
【用例】 A社の株主総会は、インターネットで中継された。
 
株主優待 かぶぬしゆうたい
【解説】 一定以上の株数を持っている株主に対して、企業が行っているサービス。株数に応じて、自社製品を送付したり、自社施設を利用できる招待券や優待券を配ったりしています。個人株主を増やすことや、株式を長期間持ち続けてもらうことなどを目的として行われます。株主優待制度を実施していない企業もあります。
【用例】 株主優待は、株式を買う楽しみのひとつだ。
 
株主割当増資 かぶぬしわりあてぞうし
【解説】 既存の株主に対する、その持ち株数に応じた新株の発行。株主割当の場合、新株は額面価格で売り出されます。このため、額面がその時点の株価よりも安い場合には、株主にとって大きなメリットになります。株主割当によって増資が行われても、株主構成はあまり変化しません。
【用例】 A社は株主割当増資を行い、資本金を3億円とした。
 
カラ売り からうり
【解説】 持っていない株を信用取引を利用して売ること。証券会社などから借りた株を売り、株が値下がりした時点で買い戻すことによって決済し、利益を得ることができます。<反>カラ買い
【用例】 B株に1,000円で10,000株のカラ売りを入れる。
 
カラ買い からがい
【解説】 証券会社から資金を借りて、株を購入すること。将来値上がりが見込まれる株を信用取引で購入し、高く売って差額分を稼ぎます。ただし株が値下がりすると、「追い証」と呼ばれる追加保証金を納めなければいけません。<反>カラ売り
【用例】 信用取引において、C株のカラ買いが増えている。
 
カントリーファンド かんとりーふぁんど
【解説】 特定の国や地域の株式に集中して資金を投入する投資信託のこと。会社型投資信託のひとつで、投資会社自体が1つの銘柄として上場されます。国内では大阪証券取引所だけが取り扱っており、主に、アジア地域の株式に投資するファンドが多く上場されています。
【用例】 株式組み入れ率が90%以上のカントリーファンドが多い。
 
カントリーリスク かんとり−りすく
【解説】 政治情勢や経済の安定度などから判断した外国に対する信用度。たとえば、政権が急変したり、国内紛争が起こったりすると、株価の暴落する可能性が大きくなり、カントリーリスクも高くなります。外国の株式や債券に投資する際には、対象国のカントリーリスクをチェックするようにしましょう。
【用例】 政治や経済が不安定な国は、カントリーリスクが高い。
 
監理ポスト かんりぽすと
【解説】 上場廃止の恐れがある会社の株や債券のみを取引する場所。証券取引所は、その事実を一般投資家に周知徹底させるために、専用の取引場所を設置しています。また上場廃止が決定したら、「監理ポスト」から「整理ポスト」に移し、一定期間(原則3カ月)取引を行った後、上場廃止となります。
【用例】 A株は上場廃止を申請し、監理ポストに移行した。
 

 


機関投資家 きかんとうしか
【解説】 収益を上げることを目的として、継続的に証券投資を行っている法人。具体的には、銀行、保険会社等の金融機関、投資信託の委託会社、投資顧問会社などがあります。
【用例】 機関投資家は、株式市場に強い影響力をもっている。
 
基準価格 きじゅんかかく
【解説】 投資信託(ファンド)の1口当たりの時価。ファンドを売買する際に目安となる価格です。基準価格は、投資信託に組み入れた株式の時価や口数などによって変動します。
【用例】 毎日、基準価格をインターネットでチェックする。
 
規制銘柄 きせいめいがら
【解説】 信用取引において、証券取引所が規制を行っている銘柄。人気が過熱して、本来の実力以上に株価が値上がりしている場合に規制が行われます。投資家が大損しないように、相場の熱気を冷ます効果があります。具体的には、委託保証金率の引き上げや現金の一部徴収、信用取引そのものの中止などが行われます。
【用例】 値動きの激しいA社の株は、規制銘柄に指定された。
 
記念配当 きねんはいとう
【解説】 普通配当に加えて支給される配当金。会社の創立などを記念して行われることが多いです。あくまでも記念の年の決算期に臨時で実施されるものです。
【用例】 C社は東証1部上場を祝して、記念配当を実施する予定だ。
 
逆指値 ぎゃくさしね
【解説】 指定した株価より高くなれば買う、あるいは指定した株価より安くなれば売るという注文の仕方。株価が大幅に上がると予想される場合には、逆指値で買い注文を入れることにより、多くの利益を期待できます。一方、下落が予想される場合には、逆指値で売り注文を入れることにより、損失の拡大を防ぐことが可能です。<反>指値
【用例】 逆指値で注文したので、頻繁に株価チェックをしなくてすんだ。
 
逆張り ぎゃくばり
【解説】 市場の人気に逆らって株を売買すること。人気が高く上げ相場のときに株を売ったり、人気がなく下げ相場のときに株を買ったりすることです。市場の動きの裏をかく手法なので、うまくいけば大きな利益が出ますが、損をすることも多いです。相場の動きを見抜く確かな目が必要で、初心者にはおすすめできません。<反>順張り
【用例】 逆張りは、長期向きの投資スタイルといわれる。
 
逆日歩 ぎゃくひぶ
【解説】 信用取引で、カラ売りをした側に発生する金利。カラ売りとは証券会社から株を借りて行う取引のため、カラ売りばかり発生すると、証券会社の手持ちの株が不足します。そんなとき証券会社は、カラ売り注文を出した投資家から「逆日歩」とよばれる費用を徴収し、株を調達してきます。(=品貸料)<反>日歩
【用例】 逆日歩は、日経新聞に掲載されている。
 
キャッシュフロー きゃっしゅふろー
【解説】 営業活動や設備投資などによって生まれる現金の流れ。実際にどれだけの金額が動き、最終的にいくら企業に残っているかを表す数値です。帳簿上では黒字でも、手持ちの資金が不足して経営破たんする企業が多いことから、最近では、キャッシュフローが重要視されています。
【用例】 キャッシュフローを分析すると、企業の経営体力がわかる。
 
キャピタルゲイン きゃぴたるげいん
【解説】 値上がりした株式などの有価証券を売り払うときに得られる利益。買ったときの株価よりも高く売ることができれば、キャピタルゲインを得られます。(=譲渡益)<反>インカムゲイン
【用例】 株式投資の醍醐味は、多くのキャピタルゲインを得ることだ。
 
キャピタルゲイン課税 きゃぴたるげいんかぜい
【解説】 株式を売ったときに得た利益(=キャピタルゲイン)に対する税金。個人投資家は、源泉分離課税または申告分離課税のどちらかを選べます。源泉分離課税の場合、所得税が自動的に差し引かれ、住民税は課税されません。一方、申告分離課税は、1年間の株式に関わる損益の合計額に対して確定申告を行います。
【用例】 キャピタルゲイン課税の申告分離一本化には、反対意見が多い。
 
業績相場 ぎょうせきそうば
【解説】 景気が上向いて、企業の業績に対する期待感が高まり、その結果相  場も上昇していくこと。景気回復の過程で見られる現象です。<反>  金融相場
【用例】 業績相場が続き、増収増益が伝えられたA株も上昇傾向にある。
 
ぎょく
【解説】 株式の俗称。主に、信用取引で用いられる言葉です。未決済の買い  株を「買い玉」、未決済の売り株を「売り玉」と呼びます。なお、  信用取引において売買契約することを「玉を建てる」といいます。
【用例】 D株において、大量な玉の移動が確認された。
 
金融情報サービス会社 きんゆうじょうほうさーびすがいしゃ
【解説】 世界経済の主要な動きをリアルタイムで提供する会社。NYダウや日経平均など世界の主な株価指標だけでなく、円・ドルなど為替市場の動きや市況ニュースも伝えます。QUICKやブルームバーグ、フィスコなどが有名です。
【用例】 金融情報サービス会社の情報は、ホームページ上でも見られる。
 
金融相場 きんゆうそうば
【解説】 景気の低迷が続いているとき、金利が低いために、資金が株式市場  に集まる現象。近い将来、景気や業績が回復するだろうという期待  感から、株式を先回りして買うことにより、取引が活発に行われま  す。
【用例】 金融相場は、景気対策が話題になる頃から始まる。
 
金利敏感株 きんりびんかんかぶ
【解説】 金利の変動によって、株価が大きく左右される業種。おもに、銀行  からの多額な借入金で設備投資を行っている企業のことです。代表  例は、電力会社、ガス会社、総合商社など。金利の動きが業績に深  く影響する銀行株も、金利敏感株のひとつです。
【用例】 長期金利が急低下したため、金利敏感株に買いが集中した。
 

 


食い合い くいあい
【解説】 信用取引において、投資家からの同じ銘柄に対する売買注文を、証  券会社内で組み合わせて処理すること。注文を処理しきれない場合  には、証券会社自らの持っている資金や株を組み合わせたり、証券  金融会社から資金を借りたりします。(=店内食い合い)
【用例】 A株の出来高1000株中、食い合い100株だった。
 
グランビルの法則 ぐらんびるのほうそく
【解説】 移動平均線(過去一定期間の平均株価を表したグラフ)の動きによって、株の売買のタイミングを見極めるための法則。アメリカのテクニカルアナリスト、J・グランビルが見つけ出した法則のため、その名前が付いています。株価の長期にわたる動きを見て、売買時期を判断することが大切です。
【用例】 グランビルの法則には、買いと売りのシグナルがそれぞれ4つある。
 
繰り上げ償還 くりあげしょうかん
【解説】 債券や単位型投資信託で、定められた期日よりも前に元金を投資家に返すこと。外国債の場合、その国の情勢が急激に悪化し、元本を維持できないと判断されたときに繰り上げ償還が行われます。単位型投資信託の場合、解約が増えて元本割れになると、繰り上げ償還が行われることがあります。<反>償還延長
【用例】 昨年買ったばかりのファンドが、繰り上げ償還になった。
 
クローズド期間 くろーずどきかん
【解説】 投資信託が新設されてから、換金できるようになるまでの期間。一定期間、解約を受け付けないのは、運用資金を安定させるためです。決められた期間しか購入できない単位型投資信託の場合、クローズド期間が必ず設定されています。
【用例】 クローズド期間が明けたので、解約を申し出る。
 
クロス商い くろすあきない
【解説】 証券会社がある銘柄について、同じ時期に同じ株数、同じ値段で、大量の売り注文と買い注文を出し、売買を成立させること。決算を控えた時期に、利益を計上する目的で行われることが多いです。保有している株をいったん手放した後に買い戻すことで、確実に利益を得ることができます。
【用例】 B株はクロス商いがあり、出来高がかなり増えている。
 

 


景気循環株 けいきじゅんかんかぶ
【解説】 景気の動向によって、株価が大きく左右される業種。おもに、景気  の動きで、受注が大きく左右される企業のことです。代表例は、紙  パルプ、化学関連、鉄鋼などの素材産業や、工作機械メーカーなど  の設備投資関連企業。
【用例】 政府から内需拡大策が発表され、景気循環株が大幅に上昇した。
 
契約型投資信託 けいやくがたとうししんたく
【解説】 実際の運用を行う委託者(投資信託委託会社)と、運用資金の保管を行う受託者(信託銀行)の間で信託契約が結ばれた投資信託。会社型投資信託と異なり、受益者(投資家)はファンドの運営に関わることはできません。
【用例】 投資信託には、契約型投資信託と会社型投資信託がある。
 
決算 けっさん
【解説】 企業の年間の事業収支を計算し、一般投資家に公表すること。決算時には、営業報告書、売上状況を表す損益計算書、財務状況を表す貸借対照表などが提出されます。ほとんどの企業は、9月に中間決算、3月に本決算を行います。株価の動きを予想するためにも、前期よりも売上が増えているかどうか、決算報告をチェックするようにしましょう。
【用例】 決算が近づくと、利益の計上を狙って売り注文を出す企業が多い。
 
気配 けはい
【解説】 売り注文、あるいは買い注文のどちらかが圧倒的に多く、出来高が成立していないときの値段。「いくらなら売れそうか」「いくらなら買えそうか」という値です。買い注文ばかりで売り注文のない状態は「買い気配」、その反対は「ヤリ(売り)気配」と呼ばれます。正確な株価ではありませんが、売買の目安となる値段です。
【用例】 経営悪化のニュースを受け、A社の株価は売り気配となった。
 
現金配当 げんきんはいとう
【解説】 企業が株主に対して、利益の一部を現金で分配すること。普通は1株当たり何円で分配されます。通常、配当といえば、現金配当をさします。これに対して株式で分配する場合を「株式配当」とよびます。
【用例】 A社の現金配当は、今期50円だった。
 
現実買い げんじつがい
【解説】 企業の業績を見極めた上で、株を買うこと。景気がきちんと回復してから買うなど、冷静に裏付けをとってから買う方法です。失敗の少ない、堅実な投資手法のひとつといえます。<反>理想買い、連想買い
【用例】 今年の相場は、「理想買い」から「現実買い」へ移行している。
 
現物取引 げんぶつとりひき
【解説】 実際の株券を売買する一般的な取引。株や現金をやり取りせずに売買する信用取引以外の取引のことです。<反>信用取引
【用例】 現物取引は、株価が下がっても購入代金内の損失で済む。
 
権利落ち けんりおち
【解説】 新株や配当を受け取る権利がなくなった状態。権利がもらえる株主を決める日を権利確定日といい、その4営業日前が権利落ち日です。配当などの権利を得るには、権利落ちの前日までに売買の取り決め(約定)を済ませておかなければなりません。権利落ち日には、なくなった権利の価値分だけ、株価が下がってしまいます。
【用例】 企業の決算が集中する3月下旬には、権利落ちが多い。
 
権利行使価格 けんりこうしかかく
【解説】 ワラント債(新株を引き受ける権利付きの社債)などを株式に転換できるときの価格。ワラント債の場合は、発行企業があらかじめ権利行使価格を設定していて、その価格を超えると、新株を買うことができる仕組みになっています。
【用例】 C株の株価が権利行使価格に近づいてきた。
 

 


好材料 こうざいりょう
【解説】 相場が高くなる原因や事情。新商品の開発や販路の拡大、経営の効率化の成功などがあります。(=買い材料、強材料、高材料、上げ材料)<反>悪材料
【用例】 新聞から好材料を見つけ出すことも、株式投資のテクニックだ。
 
口座開設 こうざかいせつ
【解説】 証券会社で株式や投資信託の売買などをする際、最初に必要となる手続き。新規取引を開始する場合は、印鑑と本人確認書類を用意しておく必要があります。なお、銀行と違って、口座を開設しても通帳が渡されるわけではありません。
【用例】 ネット証券で口座開設するために、必要書類を郵送した。
 
口座管理料 こうざかんりりょう
【解説】 証券会社に株券を預けておく場合に必要な手数料。売買報告書の作成や発送など、取引口座を管理するために使われます。取引の有無に関わらず一年単位で徴収され、その金額は証券会社によって異なります。最近では、ネット証券を中心に、口座管理料を無料にする証券会社が増えてきました。(=口座維持管理料)
【用例】 口座管理料も、証券会社を選ぶ際のポイントになる。
 
公社債投資信託 こうしゃさいとうししんたく
【解説】 株式は組み入れず、国債や社債など比較的安定性の高い公社債を中心に運用する投資信託。安定した収益を受け取れるものがほとんどですが、必ずしも元本が保証されているわけではありません。代表的なものとしては、MMFや中期国債ファンド、MRFなどがあります。
【用例】 公社債投資信託は、リスクの低い商品が多い。
 
公正慣習規則 こうせいかんしゅうきそく
【解説】 証券会社が有価証券を売買する際に守らなければならない規則。日本証券業協会が協会員である証券会社に対して定めたものです。投資家の保護や公正な取引を目的としています。
【用例】 口座開設の際には、公正慣習規則により本人確認が必要だ。
 
コール・オプション こーるおぷしょん
【解説】 株式や債券などを一定期間内に定められた価格で買う権利。購入する場合は、最初に権利料(=オプション料)だけを支払います。相場が予想通りに上がれば、上がった分だけ収益を得られます。また予想が外れて下がった場合でも、権利料の損失だけですみます。<反>プット・オプション
【用例】 コール・オプション型のカバードワラントをネット上で取引する。
 
ゴールデンクロス ごーるでんくろす
【解説】 短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から追い越したところ。移動平均線とは、過去一定期間の平均株価をグラフにしたものです。短期と長期という2本の移動平均線が交わる「ゴールデンクロス」を境にして、相場が上がっていくといわれています。買い注文のタイミングを図るのに用いられます。<反>デッドクロス
【用例】 ゴールデンクロスで買って、デッドクロスで売る。
 
小型株 こがたかぶ
【解説】 東証一部上場銘柄のうち、発行済み株式数が6000万株未満の銘柄。比較的規模の小さな会社の株のことが多いです。大型株に比べて株価が急激に上昇、急落しやすいという特徴があります。<反>大型株
【用例】 昨日の東証では、情報通信関連の小型株が下落に転じた。
 
ご祝儀相場 ごしゅうぎそうば
【解説】 お祝い気分で買い注文が多く入ることにより、相場が上がること。大発会や大納会、株式の新規上場時などに、ご祝儀相場となる傾向があります。
【用例】 大発会はご祝儀相場となり、日経平均が200円も上がった。
 
5%ルール ごぱーせんとるーる
【解説】 会社が発行している株全体の5%以上を取得した場合、氏名や資金の出所などを監督官庁に届け出る制度。株式を取得した日から5日以内に、届け出なければなりません。 株の不当な買い占めを防止するために設けられています。
【用例】 A株を大量に取得したB銀行は、5%ルールにより届け出を行った。
 
後場 ごば
【解説】 午後0時30分から同日午後3時までの取引。1日の取引には、午前中に行われる取引(前場)と、休憩をはさんで午後の取引(後場)があります。午後3時ごろについた値段は、大引け値といいます。<反>前場
【用例】 後場に入り、相場は売り一色になった。
 
混蔵保管 こんぞうほかん
【解説】 顧客から預かった有価証券を、証券保管振替決済機構で同じ種類の証券ごとにまとめて保管すること。顧客ごとに分けて保管していませんが、顧客名と保有株数をきちんと把握しているので、配当の受け取りなどには問題ありません。
【用例】 保護預り制度を選ぶと、受益証券は自動的に混蔵保管される。
 

 

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